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2023年11月17日
11月17日の日経新聞電子版の記事によると
「高温の溶融塩の中でCO2を電気分解し、アセチレンの主原料であるカーバイドを合成した。火力発電所などでの採用を目指し、規模拡大や設備化の検討などを進める。
アセチレンは、コークスと石灰石を高温で熱して製造する工程でのCO2排出量が大きい。CO2を再利用したカーバイドと水を反応させることでアセチレンを生成できれば、脱炭素化に貢献できるとしている。」
とのことです。
ビニロン(原材料のPVA)はコークスと石灰石からカーバイドを合成して、そこからアセチレンを作り、酢酸を付加して酢酸ビニルを得ることで生成されます。
石灰石は日本でも豊富に存在する鉱物資源であり、二酸化炭素(CO2)の再利用でビニロンが製造できるようになれば、資源問題と脱炭素という日本の大きな2つの課題を解決する可能性があります。
大原總一郎氏の先見の明、恐るべしと言えます。
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